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AI議事録ツールの料金は「月に何分まで」で決まります

2026.09.26 確認 ・ SaaS COMPASS

AI議事録ツールは、会議を録音するとAIが自動で文字に起こし、議事録の下書きまで作ってくれるサービスです。ここでは、英語圏で定番のOtter.ai、日本語に強いNotta、字幕や翻訳までできるHappyScribeの3つを比べます。結論から書くと、料金表で最初に見るべきは月額ではなく「月に何分まで文字起こしできるか」と「1回の録音は何分までか」の2つです。個人・少人数向けのProプラン(年払)の月額は3社とも8〜19ドルに収まりますが、この2つの上限がプランごとに大きく違います。

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まず、それぞれ何のツールか

  • Otter.ai:英語圏で広く使われる議事録ツール。ZoomやTeamsなどの会議から文字起こしします。日本語にも対応しています
  • Notta:日本語の文字起こしに力を入れたツール。料金ページも円建てで、日本語で使う前提の作りです
  • HappyScribe:文字起こしに加えて、動画への字幕付けや外国語への翻訳、人手による校正まで頼めるツール。議事録だけでなく、文字起こしをそのまま納品物に仕上げる仕事向けです

月額と「使える分数」を並べて見る

「分数」は、スマホのデータ通信量のような枠です。1時間の会議を文字起こしすると60分ぶん使います。OtterとNottaは月ごと、HappyScribeは年ごとの枠で表示しています。

ツール/プラン(年払)月あたり文字起こしできる分数1回の録音の上限何人で使えるかこの数字の読み方
Notta Pro(日本版はプレミアム)$8.17月1,800分(1時間会議30本分)5時間1人終日の研修も1本で収まる長さです
Otter Pro$8.33/人月1,200分(1時間会議20本分)×人数90分/会議人数分90分以内で終わる定例会議向けの設計です
HappyScribe Pro$19年7,200分(月平均600分)を3人で共有録音は上限なし3人まで込み同じ分数で字幕や翻訳も作れます
Notta Business$16.67無制限5時間—会議量が読めないときの定額です
Otter Business$19.99/人無制限4時間/会議人数分1人ずつ無制限。人数分の月額がかかります
HappyScribe Business$59年72,000分(月平均6,000分)を5人で共有上限なし5人まで込み字幕・翻訳を量産するチーム向けです

※ 横にスクロールすると全項目を確認できます

注意したいのは「人数」の数え方です。Otterの$8.33は1人あたりの金額で、分数も1人ごとに付きます。Nottaの$8.17は1人分。HappyScribeの$19は3人でひとつの分数を分け合います。

1時間の会議1本あたりに直すと

年間の支払額を、年間に使える分数で割ってみます。1時間の会議1本の文字起こしにかかる計算になるのは、Nottaで約0.3ドル、Otterで約0.4ドル、HappyScribeで約1.9ドルです。

1時間の会議1本分の文字起こし料金(年払プランでの計算・USD)

約0.3ドルNotta Pro約0.4ドルOtter Pro約1.9ドルHappyScribe Pro

年間の支払額÷年間に使える分数×60分。例:Notta Proは年$97.99で21,600分なので、$97.99÷21,600×60≒0.27ドル。出典:各社公式料金ページ(2026年9月確認)

HappyScribeが高いのは損だからではありません。同じ分数を字幕付けや80以上の言語への翻訳にも使え、正確さが必要なときは人手校正($2.00/分〜)を同じ画面から頼めるためです。議事録が欲しいだけならNottaかOtter、字幕や納品用の文字起こしまで作るならHappyScribe、と用途で分かれます。

無料プランでは何ができますか

3社とも無料で始められますが、無料プランは精度を確かめるためのお試しです。Nottaは月120分使えるものの、1回の録音は3分まで。Otterは月300分で1回30分まで。HappyScribeは録音の本数に制限がない代わりに(1件45分まで)、AI文字起こしは10分ぶんのお試しです。自分の会議の音声がどれだけ正確に文字になるかを確かめたら、有料プランへ移る前提の作りです。

月払は年払の1.5〜2倍です

表の月額は、1年分をまとめて払ったときの1か月あたりの金額です。月ごとに払うと、Otter Proは$16.99(年払なら$8.33、約2.0倍)、HappyScribe Proは$29(年払なら$19、約1.5倍)、HappyScribe Basicは$17(年払なら$8.50、2.0倍)。Nottaは英語版の料金ページがドル建ての年払(Pro 年合計$97.99)を載せており、月払は日本から見ると円建てだけの表示でした(プレミアム月払1,980円、年払なら月あたり1,185円、約1.7倍)。

日本語で使うなら

3社とも日本語の文字起こしに対応していますが、位置づけが違います。Otterでは対応6言語(英・西・仏・独・日・中)のうちの1つ。HappyScribeでは150以上の対応言語のうちの1つ。Nottaは日本語が主戦場で、円建ての料金ページ(プレミアム=年払で月あたり1,185円、ビジネス=月あたり2,508円)があり、社名や製品名をAIに覚えさせるカスタム語彙の機能も英語と日本語で提供されます。

結局どれを選べばよいか

日本語の会議の議事録が目的ならNotta。英語の会議が中心で、会議ツールと組み合わせて使うならOtter。字幕付き動画や翻訳、提出用の文字起こしまで作るならHappyScribe。月の会議量が読めないなら、分数無制限のNotta Business($16.67)かOtter Business(1人$19.99)を人数で比べてください。迷ったら、いちばん長い実際の会議を1本、無料枠で文字起こしして精度を確かめるところから始めてください。

Q1: 作りたいのは字幕付き動画・翻訳・提出用の文字起こしですか
はいHappyScribe(分数で字幕・翻訳まで。人手校正$2.00/分〜)
いいえQ2へ
Q2: 会議は日本語が中心ですか
はいNotta(日本版はプレミアム)
いいえQ3へ
Q3: 月の会議は合計20時間(1,200分)以内ですか
はいOtter Pro
いいえNotta Business か Otter Business(分数無制限)

分岐の数字は年払プランのものです。出典:各社公式料金ページ(2026年9月確認)

無料のまま使い続けたい読者には向きません

3社とも無料枠には1回3分・30分・45分という短い上限があり、毎月の議事録づくりを無料のまま回す使い方には向きません。会議を記録し続けるなら、年払の有料プランを前提に選んでください。

出典

確認日:2026年9月26日。数字はすべて各社の公式料金ページによります。為替換算はせず、各ページの表示通貨のまま記載しています。HappyScribeへのリンクはアフィリエイトリンク、ほかは通常のリンクです。

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