PolyPalは、Timekettle(タイムケトル)が作っているリアルタイム翻訳のアプリです。会議や授業、動画、電話のあいだに開いておくと、相手が話している最中から自分の言語の字幕が出ます。対応する言語とアクセントは100以上で、iPhone、Android、Windows、Macで使えます。
料金で買っているのは、実質的には「時間」です。Proなら月払でも年払でも、1か月に最大600分、つまり10時間までリアルタイム翻訳を使えます。
FreeとPro
| プラン | 料金 | 1か月のリアルタイム翻訳 | ほかに増えるもの | この数字の読み方 |
|---|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 30分+ボーナス300クレジット | AI要約とマインドマップは1日1回、会議の記録は閲覧のみ | 実際の会議1回で試せる量 |
| Pro(月払) | 月13.90ドル | 600分(30,000クレジット)+ボーナス500クレジット | AI要約とマインドマップは無制限、音声と文字起こしの書き出し、自分用の用語集、GPT-4oとDeepSeekのモデル | 使い切れば1分あたり約2.3セント |
| Pro(年払) | 年119ドル | 月払と同じ | 月払と同じ | 1分あたり約1.7セント。この価格は「期間限定」と表示 |
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料金ページは、日本から日本語表示で開いても米ドルで表示されます。ボーナスのクレジットは、会議の同時通訳のような重めの機能に使う分です。
月払か年払か
PolyPalの1年分の支払額(米ドル)
月払×12=13.90ドルを12回払った額。法人プランは年単位の購入。出典:polypal.ai/pricing(2026年10月9日確認)
月払を12回続けると、年払より47.80ドル多くかかります。分かれ目は9か月目です。8か月なら月払の合計は111.20ドルでまだ119ドルより安く、9か月目で125.10ドルになります。留学の1学期や4か月ほどのプロジェクト(55.60ドル)だけなら月払、毎週の予定に組み込むなら年払のほうが、1年たたないうちに元が取れます。
どこで使えるか
ZoomやTeamsの会議では、特別な設定はいりません。PolyPalによると、アプリを開くだけで会議の翻訳が始まります。教室や会議室では端末のマイクで聞き取り、発表の場では字幕をスクリーンに映しながら、参加者がQRコードを読み取って自分のスマホで字幕を見ることもできます。
YouTube、TikTok、Twitch、Weverseの動画やライブ配信には、2か国語の字幕が浮かぶ形で出ます。自分の動画をアップロードして字幕を作り、ファイルとして書き出すこともできます。電話の翻訳は、SIMカードや新しい番号なしでアプリから発信でき、相手はリンクから参加するのでアプリを入れなくてかまいません。メニューや看板、書類をカメラで写して、訳文を原文の上に重ねて読むモードもあります。
ファイルは自分の端末に保存され、集めるのは匿名の利用統計だけで、それもオフにできるとPolyPalは説明しています。
法人プランは「時間」で選ぶ
法人プランは、カンファレンスやイベント向けです。毎月の枠ではなく、1年分のクレジットを先にまとめて買います。
| 年間プラン | クレジット | 会議の同時通訳(目安) | 1時間あたり |
|---|---|---|---|
| 279ドル | 280,000 | 約16時間 | 17.44ドル |
| 779ドル | 780,000 | 約43時間 | 18.12ドル |
| 1,299ドル | 1,300,000 | 約72時間 | 18.04ドル |
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どのプランも、話し手1人の発言を最大5言語に同時に訳し、最大2,000人がウェブで同時に視聴できます。大きなスクリーンへの字幕投映(スタイルは自分で調整)、ライブ配信、音声と文字起こしの完全な記録もそろっています。
3つとも1,000クレジットあたり約1ドルで、大きいプランほど単価が下がるわけではありません。1年に何時間のイベントを開くかを足し上げて、それが収まるプランを選べば無駄がありません。4時間の半日イベントが年4回なら16時間で、279ドルのプランです。
イベントの計画にProの数字を当てはめるのは避けてください。PolyPalの数字から計算すると、会議の同時通訳は1時間で約17,500〜18,100クレジット(280,000÷16、780,000÷43)、Proの個人利用は1時間で3,000クレジット(30,000÷10)で、約6倍の差があります。
iPhoneのアプリ内で買う場合
米国のApp Storeの掲載情報では、月払と年払は同じ価格で、ほかに週5.99ドルの週払と、分単位のパック(300分9.99ドル、600分19.99ドル、1,800分39.99ドル)があります。旅行1回やイベントの1週間だけなら、パックが使いやすいはずです。パックの有効期限はPolyPalのページでは確認できなかったので、大きいパックを買う前にアプリ内で確かめてください。
どのプランを選ぶか
同じ言語で話す会議の記録がほしいだけなら、PolyPalでは機能が余ります。AI議事録ツールのほうが合っています(料金の決まり方は別の記事にまとめています)。短い通話でたまに訳せればよいなら、Freeの月30分で足りるかもしれません。自分の会議でどれくらい訳せるかを確かめるにも、Freeから始めるのがいちばん手軽です。海外チームとの週1回の会議や、外国語で受ける1学期の授業ならPro、期間が9か月未満なら月払、それより長いなら年払です。参加者がスマホやスクリーンで字幕を見るイベントを開くなら法人プランを、年間の開催時間で選んでください。迷ったらFreeで試してから、Proを1か月だけ使ってみてください。
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