Summary
30日動かすなら足りません。1件につき1アクションでも月450、3人に通知するルールなら月1,350となり、monday.com Standardの月250アクションを超えます。実行一回で使うアクション数と、稼働日数から見積もります。他社は本数やAI利用量など別の上限も持つため、実行回数だけの横並びでは選べません。
問い合わせ一件が、何回の処理になるか
共有ボードに問い合わせが届き、担当を決めて通知を送る仕事を考えます。問い合わせは一件でも、登録したルールの処理は一つとは限りません。まずルールごとに、何をきっかけに動き、どんな処理をするかを書き出します。
以下は30日間動く例です。営業日の20日だけ届くなら20日で計算します。平均的な一日に加え、定期処理、一括更新、繁忙期の件数も入れると、月の見積もりが実際の仕事に近づきます。
| 枠・上限 | 公表されている量 | 自社で数えるもの |
|---|---|---|
| monday.com Standard | 月に自動化250アクション、連携250アクション | どちらの枠を使う設定かと、実行一回の処理数。 |
| monday.com Pro | それぞれ月25,000アクション | 個人ごとではなく、アカウント全体の使用量。 |
| monday.com Enterprise | それぞれ月250,000アクション | 繁忙時の処理量と、必要なワークフロー機能。 |
| Asanaの有料作業管理プラン | 料金表はルール無制限。ルールのヘルプは1プロジェクト50本まで | 必要なルールの本数と構造。AI Studioは別のクレジット枠。 |
| HubSpot Marketing・Sales・Service Hub | Professional 300本、Enterprise 1,000本 | ワークフローツールで作る独自の設定。Data Hubは400本/1,100本。 |
| Shopify Flow | 有効・無効を合わせて1,000本 | 本数と、一回の実行で扱うデータ・処理の負荷。 |
スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
出典:monday.comのアクション枠、Asana料金とルール上限、HubSpotのFAQ、Shopify Flowの上限。2026年10月11日確認。
HubSpotで複数の製品を契約している場合は、最も多いワークフロー枠が適用され、Brands追加契約で100本増えます。Shopifyで上限導入前から1,000本を超えていたストアは既存の設定を動かせますが、新しく作る前に上限未満へ減らす必要があります。
通知先と転記する項目が、アクションを増やす
monday.comのヘルプは、通知する相手一人につき1アクションとしています。購読者6人なら一回で6アクション。行の作成にも1アクションを使い、ステータス・タグ・担当者・ドロップダウン列や更新欄を転記すると、対象の項目ごとに1アクション増えます。行を作り、ステータス・担当者・ドロップダウンの3列を転記する例は計4アクションです。
他に消費がなければ、250の枠で最後まで動かせるのは6アクション型で41回、4アクション型で62回です。割り算の小数部分を切り上げて処理枠にはできません。月の見積もりは一日の実行数×一回のアクション数×稼働日数で出し、同じ枠を使う全ルールの分を足します。
Workflow Builderは条件分岐のステップにもアクションを使います。外部ツールへ送るブロックを含んでも、自動化側の枠から引かれます。メールを送るから必ず連携側、と用途だけで振り分けると見積もりを間違えます。
出典:アクションの数え方と上限、Workflow Builderの計算。
1日15回、30日動かすときの月間アクション数
縦線はStandardの自動化枠250アクション。1回につき1・4・6アクションなら、月450・1,800・2,700を使います。他のルールによる消費は含めていません。
この30日モデルでは、Standardの250アクションで一日に動かせるのは1アクション型8回、4アクション型2回、6アクション型1回です。Proの25,000でも6アクション型は一日138回で、138×6×30=24,840。いずれも、他のルールが同じ枠を使う前の計算です。
実行量とは別に、公開できるワークフローの本数がある
monday AI work platformのWorkflow Builderでは、同時に有効にできるのはPro 20本、Enterprise 250本です。CRM・service・devはPro 5本、Enterprise 250本。ProとEnterpriseでは追加本数を購入できます。設定を公開できない問題と、公開済みの設定が月の枠を使い切る問題は分けて考えます。Builderを前提に業務を組む前に、自分の製品とプランで使えるか確認します。
AIの処理ブロックにはAIクレジットも必要で、プロンプト欄を使った作成・編集にも別途消費があります。見積もりには必要なクレジット購入分を入れます。StandardやProの席料金だけでは、現在の注文すべての総額にはなりません。初年度の予算で、追加費用も整理しています。
枠を使い切ってから、翌月までに起こること
Standardのヘルプでは、初めて250の枠を超えた際は通知し、超過分を翌周期へ繰り越すとしています。2回目は100%到達から72時間の猶予後に実行が止まり、月の枠を使い切ると追加や編集も制限されます。実行を続ける方法の一つは、上位プランへの変更です。
超過分は翌月の利用可能枠を減らし、翌月の残量がゼロになる場合もあります。BuilderのヘルプにあるProの例は、4月に28,000使うと5月は22,000です。「翌月になれば満額に戻る」とは限りません。一括取込や大量更新の前に、残量と対象周期を見ます。
AI利用量と処理の混雑は、別に見積もる
AsanaのAI Studio Basicは、課金アカウントごとに月50,000クレジット(Starter)、75,000(Advanced)、200,000(Enterprise・Enterprise+)の掲載があります。入力・出力の量、モデル、頻度で消費は変わります。クレジットのガイドでは、Plus・Proは購入枠の130%まで継続してから一時停止し、Maxは上限なし、Basicは延長の対象になる場合があると説明しています。自分のAI Studioプランの条件を使い、AI TeammatesやDashの別単位「AI Requests」と混ぜないようにします。
HubSpotのAPI呼び出し上限は、通常のワークフロー実行すべてを数えた量ではありません。FAQには大量の同時処理が待ち行列に入ることや、実行とは別のログ上限が掲載されています。Shopify Flowも、負荷が高いと遅延やタイムアウトが起きます。APIの制限は種類やプランによって異なり、一回の問い合わせが使うポイント数をワークフローの完了回数にはできません。
FlowはBasic・Grow・Advanced・Plusで無料ですが、「HTTPリクエストを送信」はGrow以上です。外部サービスへ情報を渡す仕事なら、月額や本数だけで決めず、必要な接続をそのプランで使えるか確認します。
履歴を見て、最初の見積もりを直す
monday.comのAccount usageでは使用量と期末の見込み、消費の多いボード・作成者・設定を見られます。AsanaのAI Studio Usageにもクレジット消費の多い作成者・ルールがあり、ShopifyのRecent runsには完了後14日間の実行履歴があります。測っている単位は違いますが、想定と違う動きを調べる手掛かりになります。
日常の業務を任せるルールは、代表的なデータで使用量を試してから全体へ広げます。実測値を通常月と繁忙月の見積もりに当て、失敗と残量を確認する担当者を決めます。きっかけの件数が少なくても、処理量や費用が少ないとは限りません。
このページで変わったこと
- 記述の訂正2026.10.11 自動化のアクション枠 — 数え方・超過持越・AI利用枠
実行回数と処理数の混同、翌月の満額復旧や少数実行への断定 → 処理ごとの計算、超過分の持越、AI・本数の別枠を説明
2026年10月11日に公式情報を確認。通知先・転記する項目・稼働日数からアクション数を計算。
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