Summary
顧客の担当者、やり取りの履歴、次の連絡日を確実に共有しにくくなったら、CRMを試す理由があります。顧客件数だけでは決まりません。今の共有台帳でこれらが明確になり、更新する人も決まっていれば、別のシステムを増やさずに済む場合があります。
顧客数の境界線より、一件の追客漏れを見る
CRMは顧客関係管理の仕組みで、顧客と商談の情報をまとめるソフトです。例えば見積もりの修正版を待つ顧客について、別の担当者が、最新の会話・責任者・約束した日を営業担当に聞かずに見つけられるでしょうか。難しければ、ソフトを探す前に何が欠けているかを特定します。
重複した顧客には入力ルール、忘れた更新日には日付欄と通知、営業からサービス担当への引き継ぎには共通の履歴が必要かもしれません。困りごとはそれぞれ違います。一度に全部をCRMへ任せようとすると、仕事は変わらず、維持する欄だけが増えることもあります。
| 今の困りごと | 台帳で先に試すこと | CRMで試すこと |
|---|---|---|
| 顧客の担当が不明 | 責任を持つ担当者と代理を決めます。 | 誰の顧客かを聞かずに引き継げるか。 |
| 連絡日を過ぎてしまう | 次の行動と日付を記録し、期限超過を見ます。 | 通知と、遅れている仕事の一覧。 |
| 台帳の版が複数ある | アクセスを管理した共有ファイルを一つにします。 | 共通の記録と、使える活動履歴。 |
| 退職する担当者しか経緯を知らない | 会話を記録し、会社管理の保存先を使います。 | 別の担当者が記録から会話を続けられるか。 |
スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
これは当サイトが提案する試し方で、各社の導入基準ではありません。現在の共有スプレッドシートにも同時編集や変更履歴があります。編集者が3人になったり、一定の行数を超えたりするだけで壊れるとは言えません。引き継ぎと追客を確実に進められるかで判断します。
小さく試すときの費用
HubSpotの無料ツールは2人、連絡先1,000件、商談パイプライン1本、独自項目の合計10個が上限です。パイプラインは商談の進む段階、独自項目は自社で追加する欄です。試す間は無料枠に収め、全台帳を移す前に必要な有料機能を確かめます。
| 確認した料金 | 適用される税を含まない計算 | この金額で分かること |
|---|---|---|
| HubSpot Starter Customer Platform、米ドル・新規向け | 1席なら年払$7×12=$84。月払の特別価格は$10。通常表示は1席月$20。 | 期間限定の条件で、更新料金の固定ではありません。必要な連絡先と有料利用者でも金額は変わります。 |
| monday CRM Basic、日本・年払の単価 | ¥1,560×3席×12=年の席料金¥56,160。4人は5席で¥93,600。 | Basicは有効な連絡先・商談1,000件、1ボード5列。注文画面で総額と請求日程を確認します。 |
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表は地域の異なる料金を、元の通貨で並べています。安さの順位ではありません。HubSpotの年払特別価格は年間請求です。規約には、今の通常表示$20で将来ずっと更新する約束はありません。monday CRMは無料プランではなく、カード不要の14日間試用です。1人の営業では最低3席も判断材料になります。人数が増えたという理由だけで製品を決めることはできません。
全台帳より先に、一つの手順を移す
会社が認めた少量のデータで、列の対応と重複の扱いを確かめます。進行中の商談、更新案件、完了案件を一件ずつ含め、別の担当者に次の行動を探して仕事を続けてもらいます。移行時間はデータや整理作業で変わり、一律に「半日」とは見積もれません。
契約前に、誰がいつ記録を更新し、誰が期限を過ぎた仕事を見るかを決めます。CRMで入力しやすくなることはあっても、記録していない会話や担当の責任分担は自動では埋まりません。今の台帳を更新する人がいないなら、その理由を先に確かめます。
今の台帳で確実に進むなら継続します。簡単な改善をしても履歴共有・通知・引き継ぎが難しければ、CRMを試します。役立つ改善を試用で確認し、利用者・件数・機能を含む見積もりが出てから契約します。有料の詳細はHubSpotとmonday CRMの比較、無料枠は記事1にあります。
出典(2026年10月10日確認)
HubSpot:無料の上限 / HubSpot:Starter特別価格 / HubSpot:請求・更新条件 / monday CRM:日本料金・上限 / monday.com:席の購入単位
このページで変わったこと
- 記述の訂正2026.10.11 CRM導入判断 — 日英記事の改稿
根拠のない人数境界と古いCRM価格・上限 → 業務の試用、現在の上限、地域別料金
公式根拠は2026年10月10日確認。 - 判断基準の明示2026.09.06 表計算では足りなくなる時点 — 3人・5,000件・80商談という閾値
表計算が壊れるのは3人以上が触ったときです → 冒頭は症状ベースの記述に変更。数値の表は「公式データではなく、編集部が事故の起き方から逆算した目安」と明記のうえ残した
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