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SaaSを解約した後、データは全部取り出せますか?

2026.10.10 確認 ・ SaaS COMPASS

Summary

解約後に取り出せるデータもありますが、移行に使うなら契約中に書き出すのが確実です。Shopifyは停止後のストア情報を2年間保証しています。ただ、どのサービスにも移行を終える猶予があるわけではありません。書き出しが成功しても、移行先で必要なファイルや履歴、設定が抜けていることがあります。

契約を終えることと、アカウントを消すことは別

たとえば、顧客情報を別のツールへ移す場合。更新を止めても、有料期間が終わるまでは作業を続けられる契約があります。無料プランへ下げて、制限の変わったアカウントを残す方法もあります。一方、閉鎖や停止ではアクセスできなくなることがあり、永久削除や個人データの消去請求はさらに別の操作です。どの操作を選ぶかで、その後に取り出せるものが変わります。

移行の予定を立てる基準は、必要なデータを書き出せる最終日です。更新停止を知らせる期限や、後からコピーを請求できる期限とは違う場合があります。それぞれの日付と解約の確認書を一緒に残しておくと、いつまでに作業を終えるか決めやすくなります。

解約後に使える範囲は、サービスごとに違う

サービス公式が説明する扱い予定を立てる基準
monday.com閉鎖後は7日間トライアル扱い。その後は非アクティブになりサインイン不可。データを残す現在の方針は無期限ではなく、非アクティブなデータを削除する権利も留保。閉鎖前に書き出します。現行ヘルプは、既存顧客が更新を避けるには契約終了の30日以上前の通知が必要と案内。更新停止と閉鎖は別の手順です。
AsanaPersonalへの降格は、現在の契約期間の終了時に有効。残る利用者・権限・機能を確認します。降格はアカウント削除の指示ではなく、バックアップの代わりにもなりません。
HubSpot解約は契約の終了日に有効となり、無料ツールに降格。別途、製品ごとのデータ取得条項が適用。有料期間中に書き出します。無料への降格は、有料機能や全データへのアクセス継続を保証しません。
Shopifyストア停止後の情報を2年間保証し、その期間内に再開可能。消去請求は別の扱い。情報の保持・再開可能期間と、停止中の管理画面からの書き出し権限を区別。先に移行を終えます。
Squarespace解約は再開に備えてデータを残し、通常は請求期間末までサイト公開を継続。年払の即時返金を受ける場合は終了時期が変わることも。解約ガイドはいつでも再開可能と案内していますが、保持保証の日数は示していません。旧料金プランでは再開できず、現行プランが必要です。

スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

出典:monday.comの解約・閉鎖、Asanaのプラン変更、HubSpotの解約、Shopifyの停止、Squarespaceの解約。

HubSpotの30日は、特定製品のデータを請求する期限

製品別規約3.3.3の対象は、Marketing Hub Professional–Marketing ContactsとMarketing Hub Enterprise–Marketing Contactsです。解約・満了後30日以内に書面で請求すると、保有する顧客データの一時取得アクセスまたはコピーを提供します。一時アクセスには再開料金が発生する場合があり、30日後には保持・提供義務がありません。

別に1.3は、Smart CRMと無料サービスでは契約期間の解約・満了後に顧客データへのアクセスを提供しないと定めています。全Hub共通の「30日間書き出せる」とは読めません。自社の製品とデータにどの条項が適用されるか確認し、Sales/Service Hubの名前がないことから別の保証を推測しないでください。HubSpot製品別規約。

レコードを書き出せても、仕事の全部は移せない

サービス書き出し方法制限・別に必要な作業
monday.com管理者がボードとボードに添付されたファイルをZIPで一括。最大24時間、24時間に1回。アーカイブ済みボード・workdoc・Emails & Activitiesのタイムラインは対象外。workdocはPDFなどで別に保存します。
AsanaプロジェクトはCSV/JSON。Enterprise+・Legacy EnterpriseのSuper Adminは組織全体をJSONで取得でき、テキストのみ/添付込みを選択可能。動画の文字起こし、フォームのカバー写真、プロフィール写真など一部添付は対象外。降格前にプランとファイルを確認します。
HubSpotレコードとコンテンツは別の書き出しツール。Super AdminはFilesのファイル・フォルダーを選択してZIP化でき、取得リンクがメールと通知に届きます。ワークフロー書き出しには実績データ・履歴・使用メールのデータが含まれません。レコードだけでは他の資産もまとめて保存したことにはなりません。
Shopify商品・顧客・注文・ギフトカードコード・割引コード・財務データのCSV。テーマのコピーも別に保存。商品CSVは画像ファイルを含みません。注文は管理画面から取り込めず、別の移行手段を使います。発行済みギフトカード・割引コード・保存済みカスタムレポート・訪問者トラフィックは、公式のストア複製手順では移せません。
Squarespaceブログ1つや画像ブロックなど、一部コンテンツをWordPress形式のXMLで保存。サイト全体のバックアップではありません。固有機能や装飾が落ちることがあり、書き出しと移行先の取り込み範囲も違います。メディア原本と移行先を別に確認します。

スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

出典:monday.com全体書き出し、Asanaのプロジェクト書き出しと組織書き出し条件、HubSpotのコンテンツ・データとFiles ZIP、Shopifyのバックアップ・複製と商品画像、Squarespace XMLの範囲。

移行先で試す時間を、アクセス終了前に取る

CSVを開けたら、書き出しの第一段階は済んでいます。ただ、それだけでは顧客と商談の関連付けや独自項目、権限が移行先でも残るか分かりません。アクセスの最終日を決める前に、代表的なデータを取り込み、件数や添付も比べてみます。移すものによって作業量が違うため、「半日あれば」「30日前なら」という予定をすべての移行に当てはめることはできません。

monday.comは最大24時間の処理と、確認に失敗した場合の再実行を見込みます。HubSpotの同時3件という上限は、レコード3件ではなく書き出しジョブ3件です。追加は待ち行列に入り、大きい書き出しは数時間かかる場合があります。HubSpotのレコード書き出し制限。Shopifyの商品画像は、公式ガイドの案内どおり、画像の取り込みが終わるまで元のストアと商品を残します。

確認済みのファイルを自社管理のストレージに保存してからアクセスを終了し、削除請求は別に判断します。Shopifyは、法令上の例外を除き、請求完了後14日以内に顧客の個人データを消去すると案内。中止は14日が経つ前にサポートへ連絡します。その後はストアも復旧できないと記載されており、通常の2年間の停止とは別の扱いです。Shopifyのデータ消去。

2026年10月10日に公式ページを確認しました。この比較は上記の5サービスが対象です。移行を予定しているなら、表の書き出し範囲をもとに自社のデータで試すところから始められます。Semrushについては、終了日を決める前に書き出せる範囲を別に調べる必要があります。

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このページで変わったこと

  • 記述の訂正2026.10.10 解約後のデータ取り出し — Asana組織書き出しとデータ取得期限
    Asana一括書き出し未確認、HubSpot同時3件をレコード件数と記載、保持期間を一律比較 → Enterprise+/Legacy Enterprise組織JSONと添付選択、同時3ジョブ、保持・アクセス・請求期限を区別
    2026年10月10日に公式ページを確認。

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