Summary
HubSpotのAIには、追加料金なしで使える会話型のBreeze Assistantと、「HubSpotクレジット」を消費するAIエージェントの2種類があります。クレジットは有料プランに毎月付いてきて、StarterとHubのProfessionalでは月500と3,000です。問い合わせに自動で答えるCustomer Agentは1件の会話で50クレジットを使うので、Professionalの枠では月60件ほどで使い切ります。足りない分は1,000クレジットあたり10ドルで、追加しない場合、エージェントは次の月まで止まります。
追加料金なしのものと、クレジットを使うもの
Breeze Assistantは、HubSpot内でレコードやレポートを要約したり、会議の前に情報を整理したり、文章の下書きを作ったりする会話型のAIです。公式ページには「すべてのHubSpotサブスクリプションに追加料金なしで含まれる」とあり、クレジットの料金表にも載っていません。ただし使い方によってはプランの条件があり、キャンペーン成果の要約にはMarketing Hub Professional以上、アンケート回答の要約にはService Hub Professional以上が要ります。
一方、仕事を代わりに進めるAIエージェントは、Agent Hub(旧Breeze Agents)で管理され、その多くが動かすたびにクレジットを消費します。Agent HubそのものはStarter、Professional、Enterpriseのどれにも含まれています。
1回あたりの消費量
製品カタログの料金表から、主なものを抜き出しました。
| 機能 | 1回の単位 | クレジット |
|---|---|---|
| Customer Agent | テキストでの会話1件を解決 | 50 |
| Customer Agent(ベータ) | 音声での会話1分 | 50 |
| Prospecting Agent | 見込み客1件への連絡内容を提案 | 100 |
| Data Agent | 1レコードについて1回答える | 10 |
| Nurture Agent(ベータ) | 1人向けのメールを個別化 | 10 |
| Knowledge Base Agent(ベータ) | ヘルプ記事を1本作成 | 200 |
| Content Agent(ベータ) | コンテンツを1本作成 | 1,000 |
| ワークフロー内のAI操作 | 1回実行 | 10 |
ベータ版の機能は、今後クレジットを消費するようになったり、消費量が変わったりする場合があると公式ヘルプに書かれています。
プラン別の月の枠
| 購入したもの | Starter | Professional | Enterprise |
|---|---|---|---|
| Smart CRM、各Hub(Marketing・Sales・Service・Content・Revenue) | 500 | 3,000 | 5,000 |
| Data Hub、Customer Platform | 500 | 5,000 | 10,000 |
複数の製品を契約していても、枠は足し算になりません。たとえばSales Hub ProfessionalとMarketing Hub Starterを持っている場合、月の枠は一番高い3,000で、3,500にはなりません。枠は毎月リセットされ、余った分は翌月に繰り越せません。クレジットを使えるのは有料の席(Core・Sales・Service・Revenue Seat)とパートナー席の利用者だけで、無料ユーザーや閲覧専用の席では使えません。
月400件の問い合わせをエージェントに任せる場合
HubのProfessional(月3,000クレジット)を契約している会社が、Customer Agentに月400件の会話を任せると、400件×50で20,000クレジットです。付いてくる3,000を引くと17,000足りません。
追加の方法は2つあります。1つは1,000クレジット単位のパックで、1パック月10ドルです。17パックで月170ドルになり、この追加は契約期間の残りずっと続きます。途中で減らしたり解約したりできるのは契約期間の終わりだけです。もう1つは使った分だけ払う方式で、1クレジット0.010ドル、10クレジット単位で翌月に請求されます。17,000クレジットなら同じく170ドルです。ただし、含まれるクレジットしか持っていないアカウントは超過払いを使えず、超過払いを有効にできるのはスーパー管理者か請求管理者に限られます。
何も追加しないと、枠を使い切った時点でクレジットを使う機能は止まり、次のリセット日か追加購入まで再開しません。問い合わせ窓口をエージェントに任せている場合は、その間の対応が人に戻ることになります。使用量が75%、85%、90%に達した時点で通知が届きます。
自動アップグレードを設定している場合は、買った上限を超えると1,000クレジットのパックが自動で1つ足され、その月以降も契約の残り期間は上がったままになります。公式ヘルプの例では、Enterpriseの5,000に1パックを足して6,000にしたアカウントが6,500を使うと、残りの契約期間は月7,000に上がります。
出典
- https://legal.hubspot.com/hubspot-product-and-services-catalog
- https://knowledge.hubspot.com/account-management/understand-hubspot-credits-and-billing
- https://www.hubspot.com/products/artificial-intelligence
- https://www.hubspot.com/products/artificial-intelligence/breeze-ai-assistant
- https://knowledge.hubspot.com/ai/summarize-and-review-data-with-breeze-assistant
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