Summary
Starterの段階なら、全部入りのStarter Customer Platformを選ぶのが自然です。料金ページでは、Sales HubやMarketing HubのStarterを1つだけ買う場合も、全製品のStarter版をまとめたCustomer Platformも、同じ「1席あたり月7ドルから」で表示されています。Professionalになると事情が変わり、マーケ3人と営業3人の6人なら、Hubを2つ個別に買うほうが月額は230ドル安くなります。ただし個別購入には合計4,500ドルの導入費が必須で、Customer Platform側にはService HubやContent Hubなども入っています。
HubSpotの製品はどう分かれているか
HubSpotは、顧客台帳であるSmart CRMの上に、用途別の「Hub」を載せる形で売られています。現在の製品ページに並んでいるのは次の6つです。
| Hub | 公式の説明 |
|---|---|
| Marketing Hub | マーケティングオートメーション |
| Sales Hub | 営業支援 |
| Service Hub | カスタマーサービス |
| Content Hub | コンテンツマーケティング |
| Data Hub | データ管理 |
| Revenue Hub | 見積(CPQ)・請求・決済 |
このほかに、AIエージェントをまとめて管理するAgent Hub(旧Breeze Agents)と、各製品のStarter版をまとめたSmall Business Bundleがあります。どのHubにも無料プランがあり、無料で使えるのは2ユーザーまでです。
Starterは1つ買っても全部買っても同じ単価
Starterの料金カードは、Sales Hub、Marketing Hub、Customer Platformのどれを開いても「Starts at $7/mo/seat」と「$20/mo/seat」の2つが並んでいます。Starter Customer Platformの製品ページによると、7ドルは新規顧客向けの期間限定価格で、年払い(前払い・1年契約)の場合です。月払いの割引価格は10ドル、割引前の基本価格が20ドルです。
単価が同じなので、たとえばSales Hub Starterだけが欲しい場合でも、Customer Platformにしておけばマーケティング、サービス、コンテンツ、データ管理、請求のStarter版まで同じ席で使えます。付いてくるHubSpotクレジット(AI機能の利用枠)はどちらも月500です。
Professionalで6人の場合を計算する
Professionalは料金の立て方がHubごとに違います。Marketing Hubは3席込みの月額、Sales Hubは1席ごとの料金、Customer Platformは6席込みの月額です。料金ページには支払い方法によって2つの金額が出るので、下の表は低いほうの金額でそろえています(米ドル・税別)。
| 買い方 | 月額 | 必須の導入費(1回) | 席 |
|---|---|---|---|
| Marketing Hub Pro + Sales Hub Pro(3席) | 800+90×3=1,070ドル | 3,000+1,500=4,500ドル | 3席+3席 |
| Professional Customer Platform | 1,300ドル | 料金カードに注記なし | 6席 |
月額だけなら個別購入のほうが230ドル安く、1年で2,760ドルの差です。ところが個別購入には初年度に導入費4,500ドルが加わるので、初年度の支払いは個別購入が17,340ドル、Customer Platformが15,600ドルと逆転します。この15,600ドルにはCustomer Platform側の導入費が入っていません。料金カードに導入費の記載がないためで、見積もりで金額が出るまでは初年度の勝ち負けは決まりません。2年目以降は導入費がかからないので、月額の差がそのまま残ります。
席の中身にも違いがあります。HubSpotの製品カタログでは、Sales Hub Professionalの機能を全部使える「Sales Seat」と、購入した製品の基本機能を使う「Core Seat」を別の席として定義しています。Customer Platformの料金カードは「Includes 6 Seats」とだけ書いていて、そのうち何席がSales Seat扱いかは示していません。営業担当がシーケンス(自動追客メール)などを使う前提なら、見積書で席の種類を見ておく必要があります。
閲覧だけの人は席に数えない
製品カタログでは、データを見るだけのView-Only Seatが、Starter、Professional、Enterpriseのどれでも追加料金なしで使えるとされています。経営者や他部署の人が数字を見るだけなら、上の計算の人数に入れなくて構いません。席の数え方の違いは、各社の「席」の定義を比べた記事で詳しく扱っています。
出典
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