Summary
アプリ同士でデータを同期するだけなら無料で始められ、項目の対応付けを自分で決めたいときにStarter(新規顧客向けの割引価格で1席月7ドル)が要ります。ワークフローにコードを書く処理、重複データの自動整理、外部からのWebhookを合図にした自動処理はProfessional(1席込みで月720ドル、年払い)からです。自社開発のシステムからAPIで直接つなぐ場合は、Data Hubを買わなくても使えますが、1日に呼び出せる回数はアカウントのプランで決まります。
無料とStarterで足りる連携
HubSpotの「データ同期」は、よく使われるアプリとの間でデータを同期する仕組みです。料金ページによると対応アプリは100以上で、同期そのものは無料プランから使えます。無料版で使えるのはHubSpotが用意した既定の項目の対応付けで、「相手側のこの項目をHubSpotのこの項目に入れる」と自分で決めるカスタムの対応付けはStarterからです。
StarterはAIによる表記ゆれの修正提案や、会社・連絡先情報の自動補完も含み、年払いで1席月7ドル、月払いで10ドルです。どちらも新規顧客向けの期間限定価格で、通常価格は20ドルです。
Professionalで加わる3つの機能
Professionalで増える機能のうち、システム連携に直接関わるのは次の3つです。
プログラム可能な自動化は、ワークフローの途中に自分で書いたコードを入れる機能です。HubSpotの標準の操作ではできない計算や、外部サービスへの問い合わせを処理の中に組み込めます。
Webhookによるワークフロー起動は、外部システムから届いた通知をきっかけにHubSpotの自動処理を動かす機能で、Professionalでは10個、Enterpriseでは100個まで作れます。
データ品質の自動化と重複の一括整理は、複数のシステムから入ってきた同じ顧客のデータをまとめる機能です。連携先が増えるほど重複は出やすくなります。
このほか、スケジュールで動くワークフローや、HubSpot内外のデータを組み合わせるData studio(HubSpot Creditsを消費)もProfessionalからです。SnowflakeやBigQuery、AWS S3とのデータウェアハウス連携はEnterpriseだけの機能です。
APIの呼び出し上限
自社システムからHubSpotのAPIを直接呼ぶ「非公開アプリ」の場合、上限はData Hubではなく、HubSpotアカウントのプランで決まります。開発者向けの利用ガイドラインにある数字は次のとおりです。
| アカウントのプラン | 10秒あたり(アプリごと) | 1日あたり(アカウント全体) |
|---|---|---|
| 無料・Starter | 100回 | 25万回 |
| Professional | 190回 | 62.5万回 |
| Enterprise | 190回 | 100万回 |
| 上限引き上げアドオン購入時 | 250回 | 1つにつき100万回を追加(最大2つ) |
1日の上限は同じアカウントの全アプリで共有され、利用者のタイムゾーン設定で深夜0時にリセットされます。超えると、それ以降の呼び出しにはエラー(429)が返ります。たとえば社内の販売管理システムから毎日40万件の更新を1件ずつ送ると、無料・Starterの25万回には収まらず、Professionalの62.5万回なら収まります。なお、ワークフローから外部に送るWebhookの呼び出しは、この上限に数えられません。
3人で使う場合の年額
Data HubのProfessionalとEnterpriseは、1席込みの月額に席を足していく料金です。3人が使う場合を年払いで計算します(米ドル・税別)。
| プラン | 計算 | 年額 |
|---|---|---|
| Starter | 7ドル×3席×12か月 | 252ドル |
| Professional | (720ドル+45ドル×2席)×12か月 | 9,720ドル |
| Enterprise | (2,000ドル+75ドル×2席)×12か月 | 25,800ドル |
Professionalを月払いにすると月額は800ドル、追加の席は50ドルになり、3人で年10,800ドルです。自動化の実行回数の上限については、ほかのツールと並べた別の記事があります。
出典
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